毛髪力を高め、肌をきれいにするシリカ水【藤田紘一郎先生の水と美容VOL.2】

【水と美容vol.2】毛髪力を高め、肌をきれいにするシリカ水

毛髪力を高めるには食べ物や飲み物が非常に重要です。第一に、腸に良い食事をして腸内環境を整えることが必要です。そして、健康な腸を持って、天然のミネラルが含まれた水を飲むことで、毛髪力を高める作用を実感することができます。それでは毛髪力をよみがえらせる水とはどんな水でしょうか。

 

毛髪を守る水とは

毛髪を守る水とは

現在、脱毛で悩む人が増えています。男性ばかりでなく、女性も薄毛に悩む人が増えています。それではどんな水が毛髪を守る水なのでしょうか。それは、シリカを豊富に含む天然水です。

シリカというと、石英や水晶などの鉱物を思い出す人も多いでしょう。それらの鉱物に含まれるシリカの分子が、私たちの体内にも存在しています。人体にあるシリカは水溶性の分子で、水に溶け込む性質を持っています。そのシリカが私たちの体を構成する細胞の細胞膜にあり、強度を保つことがわかっています。

また、血管の弾力性を保つ作用もあります。髪の育成には、頭皮の毛細血管が丈夫で、活動的に働くことが不可欠です。シリカを毎日とっていると、血管の弾力性が高まり、血管年齢を若返らせることを期待できるのです。

 

体内のコラーゲン生成にはシリカが不可欠

体内のコラーゲン生成にはシリカが不可欠

しかも、シリカには体内のコラーゲンの生成を助ける働きがあります。コラーゲンは皮膚を形成する大事なたんぱく質で、その量が皮膚の状態を左右します。40歳を過ぎたころから、肌のハリや弾力、シワなどが目立ち始めるのは、コラーゲンが急激に減り始める年代だからです。頭皮も皮膚の一部であり、何の対策も講じないと、頭皮のコラーゲンも減ってしまうことになります。そうなると、頭皮は柔軟性や弾力性、保湿性を失い、毛母細胞を育てる力をなくしてしまいます。最近の報告では、コラーゲンの摂取が髪の毛を太くするという報告もされています。

ただし、コラーゲンはサプリメントやドリンクなどで摂取するよりも、体内にて、生成する力を高める方がよほど大事です。コラーゲンはたんぱく質の一種で、アミノ酸という最小分子によって形成されています。口から摂取したコラーゲンは腸にてアミノ酸に分解されてから体内に吸収され、必要な部位に届けられて、たんぱく質として再形成されます。つまり、口からとったコラーゲンがそのまま頭皮や皮膚に働くわけではないのです。

ですから、体内のコラーゲンの生成力を高めるためには、シリカが欠かせません。ところが、シリカは、体内で生成できないばかりか、成人で1日あたり10~40㎎ずつ消耗されていくことがわかっています。それを補うためにも、シリカを含む飲み物や食べ物を毎日とることが、毛髪力や美肌をよみがえらせるうえで必要になってくるのです。

 

九州の天然水はシリカが豊富

九州の天然水はシリカが豊富

シリカを含む天然水は、いろいろあります。有名なのは、ハリウッドスターが愛飲していると知られているフィジーウォーターでしょう。国内にも、良質なシリカ水はいくつかあります。九州の大地から湧き出す天然水には、シリカを含む水がよく見られます。シリカの含有量は採水地によって違ってきます。

私が毎日飲んでいるのは、宮崎県小林のシリカ水です。初めてこの水と出会ったとき、シリカの含有量に驚きました。97㎎/ℓもあったからです。国産の水で、シリカの量がここまであるものは珍しいといえるでしょう。この水を1日1~2本(500ml)を飲むようになって、私も髪の毛がずいぶんと増えてきました。

 

シリカ不足は髪の衰えを引き起こす

シリカ不足は髪の衰えを引き起こす

もともと日本人は、シリカを食事から取る習慣がありました。それはアワやキビ、ヒエなどの雑穀や玄米に豊富に含まれているからです。日本では昔からこうした全粒穀物が日常的に食べられていたのですが、今では口にする機会がめったになくなりました。このことが、日本人のシリカ不足を招いているのでしょう。

シリカは、青のりやワカメ、ひじきなどの海藻類や、みそや納豆などの大豆食品、ソバ、ゴマなどにも含まれます。サバやサンマなどにもみられます。こうしたものを日常的に食べることでも、シリカの摂取を増やせます。また、加齢とともに、爪が折れたり、割れたりすることがよくあります。この原因もシリカ不足と考えられます。シリカは組織と組織を連結させる重要な働きを担うミネラルですから、不足すると、骨や血管組織がもろくなるのです。骨をはじめ、血管、皮膚、そして髪の毛や爪にも欠かせない栄養素がシリカなのです。このようにシリカ不足は髪の毛、肌、爪などの衰えを引き起こしていたのです。

シリカは人体内では生成できないので、食品やシリカ水で補わなくてはいけないのです。そのままにしておくと、脱毛、肌の衰えだけでなく、骨や血管の脆弱(ぜいじゃく)化、動脈硬化などを起こします。もちろん、健康な腸がなければ、いくらシリカ水を飲んでも、シリカを吸収できませんので、腸を整えたうえで、毎日シリカ水を飲み、脱毛、肌のシミ、シワを防ぐ手だてに役立て、健康を手に入れ、その健康を維持してください。

藤田先生のウォーターレシピ

ウォーターレシピ02【水】
毛髪や肌の健康のため:シリカを含む天然水
【飲み方】
1日に1~2本(500ml)を飲む。

 

著者紹介

藤田紘一郎

藤田 紘一郎(ふじた こういちろう)
1965年 東京医科歯科大学医学部卒業
1966年 第40回医師国家試験合格(代190399号)
1970年 東京大学大学院医学系研究科修了(医学博士 東京大学)
1970年 東京大学医学部助手(寄生虫学)
1972年 順天堂大学医学部助教授(衛生学)
1987年 東京医科歯科大学医学部教授(医動物学)
1995年 講談社出版文化省・科学出版賞
2000年 東京医科歯科大学院教授(国際環境寄生虫病学)
2000年 日本文化振興会・社会文化功労章および国際文化栄誉賞
2005年 東京医科歯科大学名誉教授、人間総合科学大学教授(免疫・アレルギー学) 
2015年 東京医科歯科大学名誉教授 現在に至る

 

主な近著に、水の健康学(新潮新書)、万病を防ぐ「水」の飲み方選び方(講談社+α文庫)、水と体の健康学(ソフトバンククリエイティブ・サイエンスアイ新書)、ボケる、ボケないは「腸」と「水」で決まる(朝日新書)、「体をつくる水、壊す水」(ワニブックスPLUS新書)、など他多数。

免責事項
本稿で引用されている専門家や組織の見解と意見は、あくまでも各自のものであり、必ずしも属する機関や協会、またディーエムソリューション株式会社の意見を代表するものではありません。
本記事に記載されている情報は、他の専門家によるアドバイスとは異なる可能性があります。特定の健康上の懸念がある場合は、個別事象の専門家に直接ご相談ください。

検討リスト: 0 件
開く
全クリア
TOP