温泉の効能はウソ?本当?効果的な入り方とは

温泉の効能はウソ?本当?効果的な入り方とは

日本全国には、さまざまな温泉地があります。

温泉旅行が好きな人は老若男女問わず、ゆったり温泉に浸かって日頃の疲れを癒やす…という至福の時間を過ごします。

温泉地のほとんどの浴場で、温泉の効能が書かれているのを見かけます。入っている温泉にどんな効能があるのか、確認する人が多いでしょう。

当たり前のように感じている温泉の効能ですが、果たして本当に温泉には効能があるのでしょうか?また、効能があるとしたら、その効能を最大限に生かす温泉の入り方というのがあるのかを調べてみました。

温泉は昔から医療手段だった

日本は火山の多い土地のため、火山性の温泉が各所にあり、はるか昔から利用されてきました。文献でも、日本に伝存している最古の歴史書である「日本書紀」に温泉のことが記されています。

昔から、温泉は病気やけがを癒やす効能があるとして、大切にされてきました。日本では娯楽の手段として考えられている温泉ですが、海外では今も、医療行為のひとつとして利用されています。

明治時代以降は、温泉がなぜ、病気やけがを癒やすとされているのかが科学的に研究されるようになりました。そこで医療的に効果があることが実証され、さらに温泉の利用者も増えることとなってきたのです。

温泉は明確に泉質が分けられている

温泉は、温泉法によって泉質が定義されています。

1kgあたりの温泉に含まれる特定の物質は18種類あり、これらは量や温泉の温度によって判別されていて大きく3タイプに分けられます。

まず、温泉1kgあたりの含有量が最も少ないのが、単純温泉で、日本の温泉で最も多いとされています。無色透明、無味無臭の水が多いようです。

次に、温泉1kgあたりの含有量が1g以上となるのが、塩類泉。二酸化炭素泉や硫黄塩泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉の4種類のことをいいます。例えば二酸化炭素泉には炭酸成分が含まれていて、お湯に入ると泡が身体を覆い、硫黄塩泉は独特の硫黄の香りを感じるなど、入り心地や香りなどに特徴があります。

最後は、指定されている特殊成分が一定量含まれている温泉で、含鉄泉、酸性泉、硫黄泉、含アルミニウム泉、放射能泉が該当します。

含鉄泉は鉄分を多く含むため、温泉の色が赤みがかっているなどの特徴があります。酸性泉は硫酸や塩酸を含むため、入浴すると肌がピリピリするといった、個性のある温泉が多いといわれています。

泉質別の効能はさまざま

前述の泉質によって、期待できる効能はさまざまです。

まず、単純温泉ですが、成分が少ないから質が低い、ということではなく、肌あたりがよく刺激が少ないので、子どもや高齢の方でも安心して入浴できるという長所があります。バランスのよい、やさしい浸かり心地といえそうです。

次に、塩類泉。二酸化炭素泉には血圧を下げるはたらきが、硫黄塩泉には美肌やアンチエイジング効果が、塩化物泉には冷え性改善、炭酸水素塩泉にはリラックスや美肌効果があるとされています。

最後は指定特殊成分が含まれた温泉ですが、含鉄泉には貧血性や美肌に効果があり、酸性泉には殺菌・解毒作用によって肌をリセットするはたらきが、硫黄泉にはデトックスや便秘改善の効果が、含アルミニウム泉には皮膚病に効能があるとされ、放射能泉には自律神経をケアしてくれる効果があります。

温泉で悩みをケアしたい、という場合は泉質によって期待できる効能をしっかりと前もって調べておくことをおすすめします。

効果的な入り方は、事前の水分補給と適切な入浴時間がカギ

効能がわかったところで、それぞれの効能をしっかりと堪能するのに効果的な入浴方法というのはあるでしょうか?

まず、入浴前には水分補給をしっかりしておくことが大切です。入浴は意外と体力を使いますし、身体が温まることによって汗が出て、水分が必要になります。よく温泉宿に到着すると、お茶やお菓子を振る舞われますが、水分とエネルギーを事前に補給しておくことによって、湯あたりや立ちくらみなどを防ぐことができます。

次に入浴についてですが、最初はかけ湯をしましょう。いきなり温泉に浸かると身体がびっくりして負担がかかってしまいます。さらに飲用できる温泉もありますので、最初はかけ湯をおこない、身体を洗って清めてから温泉に浸かることが衛生面でのマナーでもあります。

入浴時間は、10分前後が好ましいとされています。ぬるめのお湯の場合はもう少し入浴できますが、基本的にはそれ以上の時間浸かり続けると、のぼせるなど湯あたりの危険があります。浸かり続ければそれだけ効能がある、と思う方もいるかも知れませんが、身体に負担のかからない入浴が最も大切です。

入浴後は、横になるなど身体を休めるようにしましょう。その際にも水分補給をすることがおすすめです。

おわりに

温泉は、日本でも海外でも、古くから医療行為として認知され、利用されてきました。

ゆったりとお湯に浸かって身体を温め、リラックスできるほか、各種の効能が身体の悩みをケアしてくれます。

効果的な入浴方法で、至福の温泉タイムを過ごしてみては?

 

 

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