食事中に水は必要?正しい量と飲むタイミングとは

食事中に水は必要?正しい量と飲むタイミングとは

濃い味付けや辛いものを食べるとき、または熱々の料理を飲み込んだときなど、食事の合間につい水をごくごくと飲んでしまいます。

そういったときに飲む水はいつもよりもさらにおいしく感じられますが、実は食事中にはあまり水を大量に飲まないほうがよいとされているのをご存じでしょうか。

ご家庭によって、食事中に水を飲む、飲まないが分かれますので、いつも当然のように食事中に水を飲んでいる方は、水を飲まない、というのが意外に感じられるかもしれません。

食事中に飲む水の適量はどのくらいか、また、おすすめのタイミングはいつかについて調べてみました。

食事だけで水分はとれる?

人の体には、どのくらいの水分があるのかご存じでしょうか。

生まれたばかりの赤ちゃんは、なんと体の80%を水分が占めています。成長するにつれて水分量は減っていき、成人になると60%前後になります。体の中にそんなに水分があるようには感じられないかもしれませんが、水分として分かりやすい血液やリンパ液などは全体のわずか15%ほどで、残りほとんどは細胞を構成している水分です。

人は毎日、汗や排せつ物、呼吸などでおよそ2・5リットルもの水分を排出しています(成人男性の場合)。失われた水分を補うには、同じく2・5リットルの水分をとることになりますが、「1日にそんなに水なんて飲めない」と感じる方も多いのではないでしょうか。

1日のうち、飲み物から摂取する水分は1・5リットルほど、残りは食事や、体内で食物が分解される過程で出る水分から摂取していますので、水を1日に2・5リットル飲まなくてはならないということではありません。

考えてみると、一食のうちでもみそ汁やスープ、お豆腐にみずみずしい野菜など水分の多い食品は意外と多いものです。毎日食べるお米も、水といっしょに炊き上げるので水分を多く含んでいます。

食事と水を上手に摂取することで、体に必要な水分を補うことができるのです。

食事中に水を飲まないほうがいい理由は、消化のはたらきを妨げるため

辛い味のものやこってりしたもの、熱いものを食べるとのどの渇きを覚えます。つい水を飲む量も増えてしまいがちですが、実は食事中にはあまり水を飲まないほうがいいとされています。

その理由は、水を飲むことで食べたものを消化するのに必要な胃酸や消化酵素が希釈されてしまい、内臓への負担が大きくなるというもの。また、食物を水で流し込むことによって、かむ回数が減るため、かむことによるによって生じる満腹感が得られず、食べすぎにつながってしまう恐れもあります。

先述のとおり、食事からでも水分がとれますのでなるべく飲むものはみそ汁やスープなどだけにして、水を控えるようにすることがおすすめです。

なお、食後の水も同様に胃酸や消化酵素のはたらきを薄めてしまうことになりますのでなるべくとらないように心がけましょう。

食事中に水をとるなら、コップ一杯程度に

食事中はなるべく水を飲まないほうがいいというものの、どうしても必要な場合もあります。

特に子どもや高齢者の場合は、食事がのどに詰まってしまうこともあります。そういった際は、あらかじめコップ一杯程度の水を用意しておくようにしましょう。

食事中に絶対に水を飲んではいけない、ということではありませんが、食物を十分にかまないまま水で流し込んでしまうと消化器官への負担が増大してしまいます。あまり水を飲むことに頼らず、一口ごとにしっかりとかんでから飲み込むようにすることが大切です。

水を飲むおすすめのタイミングは起床後と、数回に分けて6~8回

水は1日に1・5リットルほど飲むのがよいとされています。コップ一杯程度を6~8回ほどに分けて飲むようにすると、無理なく飲めそうです。では、どのタイミングで飲むのがよいのでしょうか?

まずは起床後がおすすめです。起床後は血液の濃度が一番高く血管が詰まりやすいといわれていますので、水を飲むことによって血流を促します。

また、寝る前にも飲んでおくと血管の詰まりを予防できるとされていますが、お手洗いが気になる場合は適宜、調整するようにしましょう。また、スポーツや入浴などで汗をかいたときには、失われた水分を補給しなくてはなりませんので積極的に水を飲むようにしましょう。

おわりに

これまで、食事と水はセットだと思っていた方も多いのではないでしょうか。

確かに、食事中に水をごくごく飲むのは爽快感がありますし、水のおいしさを堪能できます。ただ、水を大量に飲むことが消化のはたらきに負担になる、となってしまうと、健康を害すことにもつながりかねません。

食事中の水分はなるべく食事自体からとるようにし、食事以外のタイミングで水分を補給するようにしましょう。汗をかいたとき、のどが渇いたと感じるときは体が水分を欲しているサインですので、見逃さずに失われた分を補給することを心がけることが大切です。

食事の時くらいしか飲み物を飲んでいなかった…というかたは普段から意識して水分をとるように心がけましょう!

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