おいしい水道水の基礎知識-残留塩素を除去する方法

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残留塩素は、その特徴的なにおいのせいで水がまずく感じられたり、肌が荒れてしまったりと悪いイメージばかりが思い起こされます。しかし、殺菌・消毒という役目を担う塩素は、私たちが安全な水を飲むうえではなくてはならないものです。

そうは言っても、できることなら残留塩素など摂取したくありませんし、何よりおいしい水を飲みたいですよね。ここでは残留塩素を除去する方法を解説していきます。

1.沸騰させる

多くの人がご存じで、かつ実践していると考えられるのがこの方法ではないでしょうか。水道水中の残留塩素は、沸騰させることで分解され揮散します。

ここで気をつけたいのが沸騰させる時間です。残留塩素は水中の有機物と反応して、トリハロメタンという発がん性が指摘されている物質を精製します。

この残留塩素以上にやっかいな物質は、沸騰直後に最も多く発生することがわかっており、トリハロメタンも低減させるには沸騰後さらに10分から15分沸騰される必要があるとされています。この時、ふたを開けておくのを忘れないようにしましょう。

 

2.日光に当てる

水道水に含まれる残留塩素は、日光の紫外線を十分に当てることで分解され揮散します。半日〜1日ほど日光に当てれば除去することが可能です。ちなみに、この方法で処理した水を日向水(ひなたみず)と呼びます。

金魚などを飼ったことがある方は、この方法で残留塩素を抜いていたのではないでしょうか。何の処理もしていない水道水に金魚を放つと死んでしまうことがあり、これは残留塩素が魚のエラの細胞を破壊することが原因と言われています。

日向水にする以外にも、残留塩素を抜くためのチオ硫酸ナトリウム(ハイポ)錠剤を使用する方法があります。こちらはお手軽でよろしいかと思いますが、あくまで飼育用ですから飲用に用いることはお勧めできません。

 

3.レモンを搾りいれる

昔ながらの喫茶店ですと、お水にレモンが添えられていることが多いですね。これはレモンの味・香りを水に加えて爽快感を出すという目的だけでなく、残留塩素を減らすという狙いもあります。

レモンによって残留塩素が除去される理由は、ビタミンCにあります。ビタミンCは還元作用を持っており、酸化作用のある残留塩素と反応して分解することができるのです。

ですから、レモンに限らずビタミンCを含む食品なら何でもOK。レモンをいちいちスライスしたり絞ったりするのは面倒ですから、市販の瓶入りレモン果汁などが便利です。

 

4.緑茶葉に通す

緑茶に含まれるカテキンも、ビタミンCと同じように残留塩素を除去する作用を持ちます。方法は簡単、水道水を緑茶葉に通せば完了です。この時、緑茶葉と接する時間が長いと緑茶の味が移ってしまうので気を付けましょう。

 

5.活性炭に通す

活性炭の表面には、目には見えないほど小さな穴が無数に開いています。この穴はいろいろなものを取りこむ性質を持っており、残留塩素を吸着するのはもちろんのこと、空気中や水中のにおい物質まで吸着してくれます。ご家庭で脱臭剤として使用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このありがたい性質、実はいつかは無くなってしまいます。それは吸着した物質によって穴がふさがれることが原因で、定期的に取り換える必要があります。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。残留塩素を除去・減弱させておいしい水にする五つの方法をご紹介しました。これらは昔から行われているものが多く、手軽に実践できるものばかりです。

最近では比較的安い値段でミネラルウォーターなど手に入るようになりましたが、水道水がおいしく飲めるのならばそれに越したことはありません。今日からあなたも取り入れてみてはいかがでしょう?

 

 

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