オゾン殺菌は安全?危険?詳しく解説

オゾン殺菌は安全?危険?詳しく解説

みなさんは「オゾン」をご存じでしょうか?

上空約10~50キロに多く存在しているオゾン層としてよく知られていますよね。太陽からの有害な紫外線を吸収し、私たちを守ってくれています。

そんなオゾンですが、消臭や殺菌に非常に高い効果を持っています。医療器具の消毒や飲食店での消臭・殺菌、またはご家庭での空気をクリーンな状態に保ってくれるものとして、よく見かけるようになりました。

でも「オゾンで殺菌ってどうするの?」「そもそも安全なの?」と疑問に思ったことはありませんか?

今回はそんな「オゾン殺菌」について詳しくみていきましょう。

そもそもオゾンってどんなもの?その特徴とは

そもそもオゾンとはギリシャ語の「osein(匂う)」を語源とした、酸素原子三つからなる気体なのです。オゾンには特有の匂いがあり、それにちなんでつけられたものとだと言われています。

オゾンにはフッ素に次ぐ強い酸化作用があるので、脱臭やウイルス・雑菌などの殺菌によく用いられています。

オゾンは大気中にもわずかに存在し、大気の殺菌・脱臭・脱色などをしています。木々の生い茂った森などで匂うあの独特の香りです。記憶にある方も多いのではないでしょうか?

殺菌後すぐに酸素に戻るので食品や空気に残留することなく、味や匂いの変化が少ないため、海外では水道水の殺菌にオゾンを使っている国も多く見受けられます。ヨーロッパでは、伝染病の予防のため浄水場の消毒剤として古くから用いられていたそうです。

近年、日本でも東京や大阪などで高度浄水処理に塩素消毒と併用して、オゾンを使用している自治体も増えています。殺菌作用はもちろんのこと、水道水の気になる匂いも脱臭してくれるのがうれしいですよね。ただし、オゾン処理はコストがかかるので、全国的に浸透するにはもう少し時間がかかるかもしれません。

強い酸化力!オゾン殺菌のメカニズム

さて、あらゆるところでその効果を発揮しているオゾンですが、どのようにして私たちを雑菌から守ってくれているのでしょうか?

そのメカニズムについてみていきましょう。

オゾンは、他の物質に酸素原子を結合させて化学変化を起こし、別の物質に変えてしまう特徴があります。これを「酸化力」と呼びます。この酸化力がオゾンの高い殺菌効果の理由なのです。

三つの酸素原子からできているオゾンは、結びつく力が弱く不安定なため、原子は簡単に離れてしまいます。
つまりオゾンの酸化とは

  1. 1. 有機物に反応する
  2. 2. 細胞壁や細胞膜に作用する
  3. 3. 有機物※の機能が壊れる

※有機物とはカビ臭・色素の素・農薬・雑菌・ウイルスなどのこと

その結果、菌を取り除き、匂いも消えると考えられています。これがオゾンの持つ酸化力の効果です。
簡単にいうと不安定なオゾンは、すぐに離れ離れになって他の物質にくっついてその物質を壊してしまうのですね。

ですから我慢できない悪臭を振りまく雑菌も、素から断つことができるのです。ペットの臭いやトイレのアンモニア臭に困っている方にはうれしいですよね。

気になるオゾン殺菌の安全性は?

オゾンはその効果が大きいがゆえに安全性についても気になるところです。

実はオゾンを古くから殺菌に使用しているフランスはオゾンの利用についての基準は何もありません。それはオゾンの濃度が高くなると、鼻をつく臭いがして危険に気づくことができると考えられているからです。

日本では0.1ppm以上が人体に影響が出る数値として定められています(日本産業衛生協議会が勧告する作業環境基準濃度)。オゾンの濃度が0.1ppm以上になると、のどや目が痛くなったり、頭痛がしたりします。そのため、オゾンの濃度が高い場所で長時間過ごさないようにしてくださいね。

もしオゾン特有の匂いを感じなら、すぐに窓を開けて換気をするようにしてください。時間がたてばオゾンは酸素に戻ります。その場を離れて新鮮な空気をたっぷり吸い込みましょう。

以上のことから、オゾンを利用するときには殺菌効果と安全を考慮し、くれぐれも濃度に気をつければあまり心配はないといえるでしょう。

薬と同じで用量と用法さえ守れば、オゾンは私たちの生活をより快適なものにしてくれます。

ウォーターサーバーでも!オゾン殺菌でおいしさも栄養素もそのまま

日本のミネラルウォーターは、農林水産省のガイドラインによりすべてのお水にろ過・ちん殿・加熱処理・オゾン・紫外線のいずれかの方法で殺菌処理を義務づけられています。

中でもポピュラーなのは加熱処理です。しかし殺菌には高い効果を発揮する反面、ミネラル成分やおいしさの素である酸素や二酸化炭素までが減ってしまいます。おいしさを大切にし、水の構造を変化させないために熱を加えない非加熱処理をしている天然水もあるのです。

非加熱処理は「オゾン殺菌」「紫外線殺菌」「高性能フィルター殺菌」の3種類あります。実際にオゾン殺菌を取り入れているウォーターサーバーの数はあまり多くありません。オゾン殺菌だけでなくフィルター殺菌や紫外線殺菌と併用し、安全性を高めているようです。

おわりに

すばらしい殺菌効果を持つオゾン。その性質をよく理解し正しい使用方法を守れば安全だということがわかりました。

上手にオゾンを利用すれば、嫌な臭いやウイルス、雑菌に煩わされない快適な日々が過ごせますね。

ウォーターサーバーが取り扱っている天然水にも、この非加熱処理のオゾン殺菌されているものがあるのです。おいしさや栄養素が殺菌処理によって変化していない天然水を、ぜひ飲んでみてください!きっとそのおいしさを実感していただけるでしょう。

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