ウォーターサーバーのRO水と浄水器のフィルターの違い

ウォーターサーバーのRO水と浄水器のフィルターの違い

ウォーターサーバーの普及率は年々上がってきているものの、家庭用浄水器でじゅうぶんと考えている人もまだまだ多いと思います。

今回はウォーターサーバーのRO水と、浄水器の機能との違いなどをご紹介したいと思います。

 

RO水について

RO水はRO膜(逆浸透膜)というわずか0・0001ミクロンという超微細なフィルターにより、徹底的に磨かれた水のことです。ウイルスや微生物、はたまた放射性物質に至るまで、水分子以外のあらゆる不純物を取り去ることができるという非常に優れた技術ですね。

開発当初、アメリカの航空宇宙局(NASA)が開発した宇宙船「コロンビア号」に搭載され、宇宙でも飲料水が確保できると話題を集めました。最近のニュースの宇宙映像などでも、飛行士さんが「下水の再利用をしています。」と紹介しているのをよく目にします。

一点だけ、RO水のデメリットを上げるなら、その優れた除去力がゆえにお水に含まれているミネラル分も取り除いてしまいます。安全面では申し分ないのですが、ミネラルは水のうま味成分でもありますから、味気ないなどの感想を持つ人もいます。

ですので、ウォーターサーバーメーカーでは、RO処理を施した後、こだわりのミネラル分を添加することによっておいしいお水を作り出しているのです。

 

浄水器のフィルターのタイプ

浄水器は、水道水をキレイに保つための塩素やカルキ、その他不純物を除去できる機器です。蛇口に取り付ける「蛇口直結型」、シンクに直接取り付けるタイプの「据え置き型」など、そのタイプはさまざまです。

では、浄水器のフィルターにはどのようなものが使用されているのでしょうか。主なものを紹介します。

 

活性炭

一般的な家庭用浄水器に多く見られるのが、活性炭という材質です。

活性炭は、水道水に含まれる塩素やトリハロメタン、化学物質や鉛などを取り除くことに優れており、表面に多数の小さな穴を持っています。設置が簡単で値段もお手頃のため、人気が高いものですが、時間の経過と共に吸着力が薄れ、効果も無くなってくるため、カートリッジの定期的な交換が必要になります。

 

中空糸膜(マイクロフィルター)

中空糸膜は0・4~0・01ミクロンほどの特殊素材で作られたフィルターで、水道水に含まれる濁りや鉄サビなどの不純物をせき止めます。

また、内部は空洞になっており、糸が何百本と束ねられてできています。この密度の高さが大腸菌などのミクロな物質もストップできる秘密です。浄水器としては小型なタイプの商品が多く、フィルターのサイズも小さなものになるため、目詰まりを起こさぬよう定期的に交換する必要があります。

 

セラミック

最近ではろ過膜タイプのものだけではなく、セラミック素材の浄水器も増えてきました。陶器に開いている細い穴を使用して不純物を遮断します。熱湯や薬品を通しても変形しないことから、再利用もしやすいということで注目を集めています。

1回の交換で持つ期間は約2年。最新式のものでは、交換の時期が来るとランプが点滅し教えてくれる機能もあるため、常に衛生的に使用することが可能です。

以下はそれぞれのフィルターの除去能力を表にしたものです。

 

ウォーターサーバーと浄水器はどこで差別化できるか

ここまでは、ウォーターサーバーのRO水と家庭用浄水器のフィルターの違いについてお話しました。どちらを使うべきか迷っているという人はどんな観点で選んだらよいのでしょうか。

 

設置場所をどうするか

ウォーターサーバーを置けないという理由の一つに、家に物が多くてこれ以上スペースを取ることができないというものがあります。そのような場合は、浄水器という選択になるかもしれませんね。

浄水器には蛇口直結型のものを始めとして、あまりスペースを必要としないものも多くあります。

ですが、ウォーターサーバーが占領する幅というのも近年ではかなり省スペース化されてきていて、横幅30cm以下のサーバーもあるほどです。また、卓上型であればキッチンやテーブルの上に置くことができるため、床置タイプと合わせて、選択肢はさらに広がりました。

この辺りもよく考えて決めてもらえるといいかと思います。

 

コストがかかるのはどっち?

コストに関しては、人それぞれ考え方が分かれるところかもしれません。

初期費用にある程度のお金が必要なのは浄水器です。平均して数千円~数万円、かなり高品質なものを望めば数十万円という値段にもなってきます。後は3カ月、6カ月、1年に1回ほどの定期的なカートリッジの交換費用(これも数千円~数万円程)くらいでしょうか。

一方のウォーターサーバーは、利用する限り毎月一定の金額が継続して発生するランニングコストタイプの商品です。RO水であれば費用はかなり抑えることができますが、おおむねお水代3000円、電気代500円~1000円くらいを見ておく必要があります。

 

RO水にこだわるならウォーターサーバー

お水の衛生面ということで考えると、あらゆるフィルターの中でもっとも不純物の除去効果が高いRO水が一番です。逆浸透膜を利用した浄水器も販売はされていますが、本格的なものになると数十万円ほどするので、現実的でないという人もいるかもしれません。

ウォーターサーバーは、天然水よりもRO水の方が安い値段で購入できるというメリットがあります。衛生面に徹底的にこだわるという方は、試してみてください。

 

おわりに

今回はウォーターサーバーの提供するRO水と家庭用浄水器とを比較する形でお話しました。

互いのメリットを把握した上で、どちらに価値を見いだすかというのは人それぞれですので、よく考えて導入を決めてみてください。

 

 

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