有名な地酒と名水地の関係~富士吉田~

有名な地酒と名水地の関係~富士吉田~

「良い水のあるところに良いお酒が育つ」というのは、一つの真実です。お酒の多くは、水を使って作られるからです。特に日本酒には良い水が欠かせません。このため、名水地として知られるところでは、多くの良質な日本酒が生まれています。

今回はそのなかから、「富士」をとりあげてお話しましょう。霊峰富士山のふもとでは、いったいどのようなお酒がつくられているのでしょうか。

 

1700年ごろに生まれた「井出醸造店」

富士の名水を使った地酒を販売している酒造として、「井出醸造店」があります。このお店の歴史は、1700年ごろにまでさかのぼれると言われています。当時は、お酒ではなくてしょうゆを造っていたのだとか。

この井出醸造店が地酒の開発に乗り出したのは、それから150年以上も後のことです。富士の水に注目して作り始めたお酒は多くの人の人気と注目を集めています。現在の党首は21代目といいますから、その歴史の長さが感じられますね。

溶岩石が天然のろ過装置としての働きを示すここでは、さまざまな製品を開発しています。そのなかでも注目したいのは、このお店のホームページのトップにも掲げられている「清酒 甲斐の開運」でしょう。

「日本酒」と聞いて私たちがイメージする香りのお酒であり、飲みやすいのも特徴です。中口~甘辛の味がするものであり、切れ味の良さが人気です。

ちなみにこのシリーズはなかなか面白く、富士山が世界遺産に登録されたことを受けて新しく開発したボトルデザインなどもあります。

また、たる酒も用意されており、お土産品としても使いやすいでしょう。さらには、お正月にぴったりの純金が入ったお酒や、思わず「愛らしい!」と声が出てしまうような、雪だるま型のボトルの濁り酒なども開発しています。

長い歴史のある会社ではありますが、「伝統」にだけあぐらをかくのではなく、「現在の日本人の好みにあうような」お酒を開発しているのも注目したい点です。

ちなみにこの井出醸造店は、「酒蔵見学」も行っています。1名あたり500円とお買い得で、試飲も可能です。20歳以下は無料で入ることができます。グラスがついて来ることもあわせて考えれば、非常にお得だと言えるでしょう。

 

静岡県にも富士の名水を使ったところがある

上では山梨県の酒蔵をとりあげましたが、富士の地酒を扱っているところは静岡県にもあります。今回は、「富士錦酒造株式会社」を取り上げましょう。

こちらは昭和38年にできた会社であり、さまざまなバリエーションのお酒を打ち出しています。現在、もっとも新しいお酒は、「大吟醸馨」と呼ばれるもの。(2016年12月20日の情報です)

これは2016年12月21日初出荷されるもので、720ミリリットルはわずか500本、1800ミリリットルに至っては120本しか出荷されません。まるみを帯びた味が特徴であり、新しいお酒ならではの味が味わえると人気です。

富士錦酒造株式会社の場合、これ以外にも、「12月10日初出荷」「12月7日に初出荷」というように、新種を積極的に打ち出しています。季節限定のお酒もあるので、見かけたらすぐに買いたいもの。

お酒というのは、時には、「飲むもの」としてだけでなく、「贈り物」としても活躍します。そんなときに選びたいのが、「稲穂酒」と呼ばれるもの。なんとこれは、本物の稲穂で編み上げたラッピングがほどこされているのです。

とても手の込んだ、そしてとてもインパクトのある外見をしていますし、贈り物に最適です。ちなみに、稲穂は縁起物でもあるため、お祝いの席にぜひ持って行ってください。値段は3200円~1万2000円です。

それ以外にも、人気のお酒を2本セットにしてマスを付けたもの、手軽に飲める少量のボトルを3本セットにしたものなど、さまざまなバリエーションが売られています。人への贈り物としても、自分へのお土産としてもよいでしょう。

もちろん、富士の水を使って仕立てられたその味は、モンドセレクションの金賞を受賞するなどしており、お墨付きです。

ちなみにこのお店、実は焼酎やワイン、リキュールなども取り扱っています。多種多様なお酒の販売を手掛けているというのは、「富士錦酒造株式会社」の非常に大きな特徴だと言えるでしょう。

富士の梅、富士の湧き水を使って作り上げられる「黒糖梅酒」は、値段も手ごろ(720ミリリットルで1200円)なのでちょっと試してみたいところです。

 

おわりに

富士の水を使った良酒を作る酒造メーカーは、数多くあります。今回はそのなかから二つを取り上げてみましたがいかがでしょうか。いずれも、単純に「日本酒」を打ち出すだけではなく、「現在の若い世代にも受ける日本酒や商品」を積極的に開発しているところでもあります。

特に、「雪だるま型のボトルを使った濁り酒」や、「黒糖と梅、とっておきの水で仕込んだ梅酒」などは特徴的なアイテムと言えるでしょう。

お酒は、その出来が「水」によって大きく左右されます。そうだからこそ、よりおいしく、より清らかで、より安全な水を使ったところのお酒を選びたいものですね。

 

 

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