有名な地酒と名水地の関係~京都~

有名な地酒と名水地の関係~京都~

古くは都が置かれており、さまざまな物語の舞台となってきた「京都」。その独特の文化や、歴史を感じさせる建造物、京都ならではの食事などは、昔も、そして今も、国内のみならず国外の人の興味を引きつけてやみません。

そしてこの京都は、よい水がとれることでも有名です。「京ほのか」などのような名称で扱われることもある京都の名水を使った地酒について見ていきましょう。

 

1673年創業、「玉乃光」の地酒とは

「玉乃光」は、非常に知名度が高い会社です。その歴史は1673年にまでさかのぼることができると言われています。

ただ、実はこの会社は、もともとは和歌山県にありました。会社として成立したのは1949年であり、このときから京都の伏見へと場所を移していきます。戦後すぐ、アルコールの醸造技術が不安定な中で、さまざまな会社に先駆けて、「純米酒」を復活させた実力派でもあります。

ちなみに、「もともと和歌山でできた会社」としましたが、現在この玉乃光に使われている水は、京都の伏見の水です。かつての権力者、豊臣秀吉も愛したという水を使い、丁寧に地酒を作っています。

玉乃光の商品のなかでも、特に注目したいのは、やはり「純米大吟醸」でしょう。米を50パーセント以上磨き抜き、作り上げたものです。特に、「純米大吟醸 播州(ばんしゅう)久米産山田錦」は、39パーセントになるまで磨き上げた一品です。

もちろん、米にもこだわり、特A地区のものを使用しています。その香り高さは、玉乃光の扱っている商品の中でももっともすぐれた1本であると考えられており、味のバランスもよく、飲みやすいお酒と言えるでしょう。

季節限定の商品もたくさん出ています。生原酒に分類される「純米大吟醸春絞り」は、2月下旬から出始めるもの。秋のお酒として名高い「ひやおろし」は原酒であり、9月の終わりから販売されています。季節限定の商品は、春・秋・冬に出やすいのでチェックするとよいでしょう。

ちなみに、この玉乃光は、焼酎なども扱っています。特にオススメなのが、「まねきつね」と呼ばれる、とてもかわいらしいボトルのもの。「招き猫」ならぬ「招(き)狐」が印刷されたボトルの米焼酎です。

愛らしい外見に似合わず、アルコール度数は30パーセントとかなりお高め。45度を超える「すぴりっつ45度」なんていうものもあります。日本酒を扱う会社と相性のよい梅酒の取り扱いもあります。

 

脈々と受け継がれる歴史、「斎藤酒造株式会社」

斎藤酒造株式会社は、1895年に京都の伏見で生まれました。意外に思われるかもしれませんが、斎藤酒造株式会社の前身となっているのは、実は「呉服屋」。呉服屋であった先祖が酒造業になって、現在に至ります。

酒造としての歴史こそ1895年からであるものの(もちろんこれでも十分すごいのですが)、その前身はずっと前からあったと言えるでしょう。

全国新酒鑑評会において、14年もの長きにわたり、金賞を受賞しているお酒を作り出しています。

斎藤酒造株式会社といえば、やはり「英勲」が有名です。伏見の水をぜいたくに使って作り上げられるこれにはさまざまなタイプがあり、味も量も異なります。今回はそのなかから、「英勲 純米大吟醸 水天一碧(えいくん じゅんまいだいぎんじょう すいてんいっぺき)」を取り上げましょう。

非常に美しい青いボトルに入っているのは、すっきりとした味がうれしい地酒です。やや辛口に仕立て上げられていることもあって飲みやすく、料理の邪魔をしません。45パーセントにまで米を磨き上げた一品で、冷やして飲むとよりおいしく飲むことができます。15度以下で保存して楽しむとよいでしょう。

斎藤酒造株式会社では、かわいらしいリキュールも扱っています。そのなかで注目したいのが、あえて低アルコールにおさえた「らいと」シリーズです。柚子酒や梅酒にこのシリーズがあり、アルコール度数は8パーセント以下となっています。(梅酒の方が8パーセント、柚子酒の方は5パーセント)

「お酒は好きだけど、強くない」「果実酒の方が好きだ」という人にも飲みやすいのでオススメです。内容量も375ミリリットルと決して多くはなく、飲み切ることができます。

お酒の楽しみ方というのは、人それぞれです。ただ、一般的な日本酒だけでなく、このように、「低アルコールの果実を使った地酒」があることは、消費者の選択肢を多くしてくれるありがたい措置と言えるでしょう。

 

おわりに

京都にはさまざまな酒蔵があり、それぞれで独自の地酒を販売しています。酒蔵ごと、お酒ごとによって味は異なりますが、飲み比べをしてみてもよいのではないでしょうか。

お酒は味ももちろんですが、ボトルのかわいらしさも一つのウリだと思っています。ただ、女子会などの場合は、斎藤酒造株式会社の低アルコールの「らいと」シリーズが活躍してくれるのではないでしょうか。

 

 

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