名水地「富士吉田」の歴史と周辺の名水、水質について

名水地「富士吉田」の歴史と周辺の名水、水質について

日本の山と言えば、やはり富士山。日本で一番高いこの山は、単純な「山」としてだけでなく、私たち日本人にとっての原風景であり、信仰の対象であり、常に見上げるものであり続けています。

また、この富士山は名水をいだく山としても知られています。数多くのウォーターサーバー会社が扱う「富士のお水」の採水地としても名高い「富士吉田」に注目してお話していきましょう。

 

富士吉田の歴史とは

富士山のふもとは、ずっと歴史を紡いできています。

秦(しん)の始皇帝からの使いが、現在の富士吉田市に絹を伝えたと言われていますが、この伝えられた「絹」はやがて同市の主産業にもなりました。昭和の時代に何度か合併を行い、大きな市へと育って行った富士吉田市は、現在では名水地としても知られるようになりました。

その富士吉田市のなかでも、「道の駅富士吉田」は非常に有名です。ここでは「富士で味わえるすべての恩恵に触れることができる」と言われており、さまざまなものが売られています。

そのなかでも特に有名なのは、やはり「水」。この「道の駅富士吉田」では、名水として名高い富士の水が無料でいただけるとのことで、多くの人が列をなすのだとか。

 

富士の水の呼び方について

富士のお水の特徴について知る前に、まずは呼称上の注意点について見ていきましょう。

富士のお水は「富士吉田の水」「富士の水」「富士箱根のお水」「ふじよしだの水」のようにさまざまな呼び方で呼ばれています。

これにはちゃんとした理由があります。

富士山は非常に大きな山です。「静岡か、それとも山梨か?」という議論が絶えないように、富士山がかかっている場所はとても広いのです。そのため、「富士のお水」といっても、「富士箱根でとられた水(静岡県)」と「富士吉田でとられた水(山梨県)」などに分けられます。さらに、「どれくらいの高度のところでとったのか」といった違いがあります。

またウォーターサーバーの会社や商品によっては、特に区別せず、「富士のお水」として打ち出しているところもあります。

このようなことから、富士山の近くで採取されるお水にはさまざまな呼び方が存在するのです。

 

富士の水の特徴について

上でも述べたように、「富士の水」と一口に言っても、採水地などの違いや業者ごとによってその成分や味わいには大きな差があります。

例えば、ミネラル分。

非常に有名なウォーターサーバー会社「COSMOWATER(コスモウォーター)」と、「富士山のなかでもっとも高い場所の採水地からお水を持ってきている」という「Mercurop(マーキュロップ)」ではその成分に大きな違いがみられます。

コスモウォーターの場合、カルシウムが100mlあたり1・5ミリグラム含まれています。対してマーキュロップの場合は0・68ミリグラムです。マグネシウムの含有量は、コスモウォーターが0・36ミリグラムであるのに対してマーキュロップは0・23ミリグラムです。

逆にバナジウムの含有量は、コスモウォーターが6・1㎍であるのに対し、マーキュロップは8・6㎍です。

カルシウムは、ご存じ、骨などを作るのに非常に重要な成分です。子どもの頃、「牛乳はカルシウムが多いから飲みなさい!」と言われた人も多いのではないでしょうか。実際にはパルミジャーノ・レッジャーノチーズなどの方がはるかにカルシウム量は多いのですが、お水で摂取し続けることも決してマイナスにはなりません。

マグネシウムは、カルシウムとバランスをとりながら摂取することが大切です。またマグネシウムは高血圧の予防に役立ち、脂質の代謝にも役立ちます。

バナジウムに関しては、「空腹時血糖値を下降させるのではないか」とする論文もありますが、「疑似科学にすぎない」「プラシーボ効果の域を出ない」とする声もありますので、判断は個々人にゆだねられることになります。

これはほんの一例ですが、同じ「富士の水」といっても、その栄養分には差が出ます。「水」という、毎日、しかも大量に飲むものですから、このような差異はじっくり検証しなければなりません。

富士の水を扱っているところは、上であげた「コスモウォーター」「マーキュロップ」以外にもたくさんあります。

名前も美しい「富士桜命水」、富士吉田の水を使う「PREMIUM WATER(プレミアウムウォーター」などです。富士山のお水はそれ以外にもたくさんのウォーターサーバー会社が扱っているので、成分などを見比べて自分の好きなものを選びましょう。

 

おわりに

「富士の水」とひとくくりにされてしまいがちな富士山由来の水ですが、いろいろと違いがあるのは驚きですね。そのなかでも、富士吉田の水は道の駅で手軽に飲んでみることができるとして好評なようです。近くに立ち寄った際にはぜひ飲んでみたいものです。

ただ、富士の水は成分が大きく異なるようですから、ウォーターサーバー選びにはちょっと時間がかかるかもしれませんね。じっくり腰を据えてかかりましょう!

 

 

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