名水地「京都」の歴史と周辺の名水、水質について

名水地「京都」の歴史と周辺の名水、水質について

日本のなかでもっとも有名な都市である「京都」。京都のことを知らない人はいないのではないでしょうか。みやびやかな日本文化を脈々と受け継ぐ京都は、2016年の今でも特別な都市です。

神社仏閣をはじめとする歴史建造物が数多く残る京都ですが、名水地としての1面も持っています。京都の歴史を知るとともに、その水の特徴において知りましょう。

 

長い歴史を持つ京都、その歴史をさかのぼる

古くは都がおかれていた京都は、とても歴史のある場所です。京都の都というと、「なくようぐいす平安京」で有名な平安京(794年)がもっとも知られていますが、740年には恭仁京が、784年には長岡京が建都されています。

1338年に室町幕府ができ、その後応仁(おうにん)の乱を経て、1603年に江戸幕府が成立するまで、京都は長い間日本の中心であり続けました。

ちなみに「京都府」という呼び方にかわったのは1868年です。明治時代になってからこの呼び方で呼ばれるようになりました。

丹後の大震災が1927年、室戸台風が1934年に襲ってくるなど、度重なる災害もありましたが、そのたびに力強く復興し現在に至ります。

京都にある「伏見稲荷」は「千本鳥居」で非常に有名です。2014年~2016年の3年間にわたり、外国人が訪れる人気の観光スポット1位に連続でランクインしています。

また、同統計のなかではそれ以外の京都のスポットがたくさんランクインしています。日本人にとっても修学旅行などでよく訪れる土地であり、その独特の文化は常に人々の心をとらえて離しません。

 

京都は水の名産地でもある

京都を表す言葉として使われることがあるのが、「山紫水明」という美しい言葉です。

これは、「山は日を受けて紫色に映り、水は透き通っていて明るく清らかである」といった意味です。風光明媚(めいび)な自然の情景について与えられる名称であり、京都という土地柄に非常にマッチします。

この言葉が表すように、京都は水の名産地でもあります。

京都の水と言えば、高瀬川。日本における「安楽死」について解説した「高瀬舟」の小説でも有名です。高瀬舟は、死に損なった弟を楽にさせた兄が罪人として遠島に処されるという話ですが、そのときにこの高瀬川を下っていくのです。

暗いイメージがある高瀬川ですが、実際には京都が発展していくなかで欠かすことのできない役割を担っていた川であり、平安京時代に大活躍しました。

農林水産省の外局である「林野庁」によって「水源の森百選」に選ばれたのは「鞍馬山・木船山」です。京都の川として、これもまた有名な鴨川はここを祖としています。

さらには、桂川や伏見港など、京都には水と関わるスポットが非常に多いと言えます。

 

京都の水の特徴と利用方法

このように、京都はたくさんの水に囲まれています。そのため、味は「どこの水か」によって変わると考えられています。

ただ、京都府の福知山からとられる水は、日本人にとって飲みやすい水であり、懐かしい味がすると言われています。雨に恵まれているのも、この「味」に影響を与えているかもしれません。ご飯を炊くのに最適な水だとも言われています。

硬度に関しては30mg/L、としているところが多く、軟水であることからミルク作りにも適しています。

京都では、「飲み水」としてだけでなく、料理にも水をたくさん使っています。豆腐や湯葉などはその代表例でしょう。

また、独特のうまみを持つ京野菜も、この「京都の水」に育まれています。「水のいいところに名酒あり」と言われるように、おいしいお酒の名産地でもあります。現在は京都の酒蔵をめぐることを楽しみとして、旅を計画する人もいるようです。

「水」は空気と同様、人間が生きていくのには欠かせないものです。ただ京都の場合は、特にこの「水」と密接に関わりあった文化が築かれてきたと言えるでしょう。

昔の書籍などに見られる、「川で作る友禅流し」は、現在では水質問題を起こすとのことで中止になってしまったのだとか。これは少し残念ですが仕方のないことなのかもしれませんね。

京都の銘水を使ったウォーターサーバー会社もいくつかあります。丹波の水を提供する「O-KENWATER(オーケンウォーター)」、「京ほのか」として奥京都の天然水を提供している「ネイフィールウォーター」、成分表示もわかりやすい「オアシスウォーター」などがその代表例でしょう。

 

おわりに

誰もが知る町、「京都」。その歴史は長く深く、かつては都もおかれていました。長い歴史に裏打ちされた伝統と街並みは、国内外問わず非常に人気があります。私も伏見稲荷を訪れましたが、延々と続く鳥居にはとにかく驚かされました。途中で数えるのを諦めてしまいましたが……。

豆腐や湯葉が名物であることからもわかるように、京都はとても水に恵まれています。その水は日本人にとってどことなく懐かしい味だと言われています。硬度も高くありません。

美しい自然と歴史が融合している京都の水を飲んで、旅行気分を味わってみるのもいいかもしれませんね。

 

 

検討リスト: 0 件
開く
全クリア
TOP