おいしいお米の産地と名水地の関係~島根~

おいしいお米の産地と名水地の関係~島根~

出雲大社に松江城、宍道湖と、観光名所に事欠かないのが島根県です。出雲大社の圧倒的なインパクト、国宝松江城の天守閣、そして宍道湖の美しい風景は、いつも見る人の心を引き付けてやみません。

このように多くの観光名所を持つ島根県は、おいしい水がとれる採水地でもあります。そして、この「おいしい水」に育てられたお米もまた、島根県の名産品です。

 

人気のコシヒカリは島根県でも栽培されている

日本のお米の中でもっとも有名な品種である「コシヒカリ」は、全国各地で育てられています。47都道府県のうち36の県で、コシヒカリは「作付け上位の品種」の中のベスト3におさまっています。

当然ながら、島根県も例外ではありません。島根県でもっとも多く育てられているお米はやはりコシヒカリであり、全体の66・4パーセントがこれです。2位の「きぬむすめ」が25・4パーセントにすぎないことからも、島根県でいかにコシヒカリが愛されているかがわかるでしょう。

同じ「コシヒカリ」といっても、育てられる場所や生産者によってその味わいは異なります。島根県のコシヒカリの場合、ほかよりもやや柔らかく仕上がると言われており、柔らかいお米が好きな人に向いています。また、炊き立てでなく、冷めた状態でも味に大きな変化がないことから、おにぎりやお弁当にも向いています。

ひび割れなどがかなり少なく、水分量も安定しているので、日常的にも食べやすいお米と言えるでしょう。

島根県のコシヒカリは、「島根県コシヒカリ」というくくりではなく、さまざまな商品名がつけられています。「仁多群」というところで育てられているコシヒカリを詰めた「仁多米」は、コクとうま味の強い味わいに仕上がっています。

標高400メートル程度のところで育てられているというお米であり、虫の被害をほとんど受けずに育ちます。5キロで3000円を超えるため、やや高級なお米に属すると言えるでしょう。

天恵米」と名付けられているコシヒカリもあります。こちらは5キロで2400円を切るお値段で、少し買いやすいのが特徴です。

また、島根県の観光名所である「石見銀山」を商品名とした、熟成米もあります。島根県のコシヒカリをいろいろ並べてみて、味比べをしてみるのも楽しいかもしれません。

 

面白い製法で作られる「藻塩米」

「植物に塩水やミネラルが加わると、植物は枯れてしまうのではないだろうか」と考える人もいるのではないでしょうか。しかし、あえて塩水などを使って作られる米も確かに存在しています。それが、「藻塩米」です。

藻塩米というのは、大量のミネラル分を栄養として育つお米です。その製法はなかなか面白く、名前通り「藻塩」を使って育てます。藻塩は、海にある藻類(海藻)と、塩分を含んだ海水を火にかけてとった塩のことを指します。

昔から調味料としても使われてきているものであり、百人一首にはこの「藻塩」を使って読まれた歌もあります。

この藻塩を受け止めて育った藻塩米は、ミネラル分を大量に含みます。藻塩に含まれているマグネシウムを栄養とするのですが、島根県は土地そのものもマグネシウムを含んでいます。二つのマグネシウムをうけて育つ藻塩米は、非常に歯ごたえがあり、弾力に満ちており、強い粘りを示します。

また、味自体もよくなるとされており、さまざまなマスメディアで取り上げられています。特に、「島の香り 讃岐藻塩米」は有名でしょう。

昔からある伝統的な技法に、現在の技術を加えて作り上げられる藻塩米は、非常に独特で面白いものです。

藻塩米は、やはり相応のお値段がします。手間をかけてつくられるものであるからか、5キロで4500円を超えることも珍しくありません。10キロを買うことを考えれば、7000円程度の出費は覚悟しなければならないでしょう。

ただ、「いきなりそんな量を買うのは怖い」「贈答用に、と考えているが、その前に一度、どんなものなのかを自分で確かめてみたい」「旅行に行ったときのお土産品として考えているので、あまり重い物を持ち帰るのはつらい」という人にも利用しやすい1キロ単位の商品も販売されています。

5キロで買うときよりもちょっと割高ではありますが、まずはここから試してみるのもよいでしょう。

 

おわりに

「コシヒカリ」は全国にあるものの、島根県では特にこのコシヒカリの生産がさかんです。

また、藻塩米もとても気になります。このような製法で作られたお米がどのような味になるのか、想像するだけでワクワクしてしまいます。ただ、やはりはじめは1キロから試してみたいですね。10キロはお高い……。

 

 

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