消費者庁が調査!ウォーターサーバーのチャイルドロックは本当に安全?

消費者庁が調査!ウォーターサーバーのチャイルドロックは本当に安全?

ウォーターサーバーは現在、多くの家庭に取り入れられるようになりました。いつでもすぐにきれいな水が飲めるとのことで、人気を博しています。水が止まってしまう災害時にも緊急避難的に使えるため、防災を考えている人にとっても有用です。さらには、現在は「ミルク作りに最適な温度のお湯が出せます」としているウォーターサーバーもあります。

ただ、本来は安全なはずのチャイルドロックが問題になっているという事実もあります。

 

ウォーターサーバーのチャイルドロックってどんなもの?

そもそも、ウォーターサーバーの「チャイルドロック」とは何なのでしょうか。まずはこれから見ていきましょう。

チャイルドロックとは、簡単に言えば、「子どもが勝手にウォーターサーバーを操作できないようにするもの」です。

「どのようなチャイルドロックの形態か」ということに関しては、各業者でそれぞれ違います。

例えば、3タイプのチャイルドロックを設けているコスモウォーターの「smartプラス」は、「常時ロック」「常時フリー」「ボタンを押しながらのみ注水」と利用シーンに合わせてチャイルドロックの仕様を変えられます。付属の鍵が無ければ設定を変更できないので、目を離したすきにお子さまにいたずらされてしまう心配もありません。

このような安全策がとられていれば、子どもがウォーターサーバーを勝手にいじってしまう、ということもありません。(ちなみにこの会社のウォーターサーバーの場合、「ロックしない」という選択肢を選ぶこともできます)

主要なウォーターサーバーの場合は、少なくともお湯の機能についてはこの「チャイルドロック形式」を採用していると思われます。

 

 

チャイルドロック機能は本当に安全なものなのか?

ただし、この「チャイルドロック機能」があるからといって安心していてはいけません。

子どもというのは、大人のやることを意外としっかりと見ているものです。特にある程度大きくなれば、親のやっていることを見て、まねをして水やお湯を出してしまう、ということもあるかもしれません。

これは消費者庁の調査が入ったトラブルでもありますが、有名なウォーターサーバー会社が販売(製造期間は2011年の9月から2013年の12月にかけて)したウォーターサーバーにおいて、チャイルドロックの機能がそもそもきかなくなっていた、というものです。

調査の結果として分かったのは、「チャイルドロック解除のボタンを覆っていたカバーが、温水用のコックのカバー部分に影響を与えていた。そのため、本来はロックが解除された後はきちんと戻る仕様であるにも関わらず、ロック状態にならなかった。子どもが温水コックを触ってひいてしまったときに、ロックが解除状態になっていたコックからお湯が出てきてしまい、やけどを負ってしまった」ということです。

保護者からすれば、「チャイルドロック機能があるから、子どもがいる家庭でも安心して使える」と思っていたにも関わらず、そのそもそもの前提が崩れてしまい子どもがけがをしてしまった、という状態に陥ったわけです。

この報告があった4日後には、「製品が原因の事故である」と発表され、それから約1カ月後にはリコールが開始されました。

また、チャイルドロックではなく、「そもそも蛇口が緩んでいた」などのケースでお子さんがやけどを負ってしまったという事例もあります。

このような、「ウォーターサーバーによるやけど」の報告件数は、実のところそれほど多くはありません。しかし、上記の「チャイルドロックがきかなかったことによる事故」では、小さな子どもが重傷を負ったということもあり、厳しい視線が注がれました。

ちなみに、「ウォーターサーバーによるやけど」は、1歳がもっとも多く、続いて「1歳未満」、「2歳」となっています。

チャイルドロックはたしかに安全であり、信頼できるものです。しかし事故を全面的に防ぎたいと考えるのであれば、2重ロックのついたものなどを採用する方がよいでしょう。

 

おわりに

小さなお子さんがいる家庭であってもウォーターサーバーを導入できるのは、「チャイルドロック機能」によるところが大きいと言えます。しかしながら、このチャイルドロック機能も、決して万全のものではありません。消費者庁では実際に、チャイルドロックがあるにも関わらず、それがうまく作動せず、子どもが重傷を負ったというケースも報告されています。

いたずらや事故を防止する意味でも、チャイルドロックは二重構造になっていたり、お子さんが見よう見まねでチャイルドロックを解除できないようになっていたりするものを選びたいものです。

 

 

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