世界のウォーターサーバー事情 ~ヨーロッパ編~

世界のウォーターサーバー事情 ~ヨーロッパ編~

距離が遠い分だけ、文化も違えば食事も違いますし、水の事情も異なります。今回は、その荘厳な歴史建造物、日本とはまったく異なることなる土地であり、憧れる人も多い「ヨーロッパの水事情を探るとともに、ウォーターサーバー事情についても見ていきましょう。

 

ヨーロッパのお水事情

国によって多少事情は異なりますが、ヨーロッパの多くの国では、日本と同じように水道水を「飲用水」として飲むことができます。このような国は世界では珍しいと言われていますが、ヨーロッパの場合は水の安全性は高いと言えるでしょう。

ただし、そこで一つ気を付けてほしいことがあります。それが、ヨーロッパにおける「水の硬度」です。

日本は軟水ですが、ヨーロッパは基本的には硬水の文化です。イギリスのロンドンでは、日本の3倍くらいの硬度の水が使われていますし、スペインのグラナダ、イタリアのミラノ、フランスのパリなども同様です。

ヨーロッパのなかでも、イギリスのエジンバラやスペインのマドリッドなどのごく一部の地域では、日本と同等程度の硬度の水が使われていますが、基本的には「超硬度」の水である、と理解しておいてください。

硬度の高い水は、パスタや肉料理とよくなじみます。食文化は地域に合ったように発達していきます。卵が先か鶏が先かはわかりませんが、ヨーロッパにおいて、パスタ文化や肉文化が発達してきたことには、高い硬度を誇るヨーロッパの水が影響を与えているのではないでしょうか。

そしてこの「超硬度の水」は、日本人にとっては飲みなれていないものだと言えます。特に旅行中の人の場合、旅行の緊張感や疲労も相まって、水道水を飲むことでお腹を壊してしまうこともあるでしょう。また、「硬度」が問題にならなかったとしても、味に違和感を覚えたり、飲みなれない水で不調を覚えたりする可能性はあります。

そのため、不安ならば、ヨーロッパで店頭売りをしている軟水を買うとよいでしょう。ただし、ヨーロッパで販売されている水は炭酸入りのものも多いので、確認はお忘れなく。

 

ヨーロッパのウォーターサーバー

さて、ここからはヨーロッパのウォーターサーバーについて見ていきましょう。

ヨーロッパで使われているウォーターサーバーの水は、実は日本人にはちょっと抵抗を感じるものかもしれません。なぜならば、日本とは「水の判断基準」が違うため、しばしば無殺菌状態の水が出回るからです。

ただしこれは、ヨーロッパのウォーターサーバーの水が危険である、ということとはイコールではありません。上でも述べたように、先進国であるヨーロッパでは、水道水の安全性も担保されています。そもそも水自体がきれいであるため、殺菌をしなくても健康に被害はない、と考えられているからです。

それに加えて、「水の殺菌処理をするべきではない。殺菌処理をしてしまうと水がかわってしまう。その結果としておいしさが損なわれる」とも考えています。殺菌をよしとする日本とは、根本の考え方が違っているわけです。

これは、どちらが良い・悪いという話ではありません。言ってしまえば文化性の違いです。

ただ、そうはいっても、「いや、やっぱりどんな水なのかわからないし、殺菌処理はしてほしい……」と思う人もいるかもしれません。このあたりの「感覚の違い」は、なかなか歩み寄りが難しいものなのかもしれませんね。

 

ヨーロッパの水、日本ではどうやって手に入れられる?

「お料理に使いたいので、ヨーロッパの水が出るウォーターサーバーが欲しい」と思う人もいるかもしれません。

しかし残念ながら、ヨーロッパの水を使ったウォーターサーバーというのは、現在主要メーカーのなかにはないと思われます。以前はボルヴィックがウォーターサーバーを提供していたようですが、現在は撤退してしまっています。ちなみに、「ヨーロピアンウォーター」という名前の水は出ていますが、ここの採水地はヨーロッパではなく、京都です。

ヨーロッパのような硬水を手に入れたいのであれば、店頭売りをしているミネラルウォーターのボトルを買うことになるでしょう。コントレックスやエビアン、エパー、サンペリグリノなどといった硬水や炭酸入りの物などが各種取り揃えられています。

 

おわりに

ヨーロッパの水は比較的安全であり、水道水も問題なく飲むことができます。ただ、ヨーロッパで使われているウォーターサーバーの場合、その処理方法の基本概念が日本とは異なるので注意は必要です。また、ヨーロッパのお水は基本的には硬水ですから、飲むことにはちょっと注意が必要です。

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