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旅行前に必ず確認!水道水が飲める国はたったの十五カ国

旅行前に必ず確認!水道水が飲める国はたったの15カ国

水道水が当たり前に飲める日本に住んでいる私たちにとって、海外のお水に対しての関心度は薄くなりがちです。ですが、海外の水道水をついうっかり飲んでしまっては体調を崩すことも。

旅の思い出はホテルのベッドでうんうんうなっていたことだけ、などという笑い話にならないような事態は避けたいですよね。せっかくの海外旅行を楽しく過ごすために、事前に旅行先の水道やお店で販売しているミネラルウォーターについて調べることが肝心です!

そこで今回は国土交通省が認めている海外で水道水が飲める国15カ国を見ていきましょう。

水道が整備されている国は意外と少ない!?

水道水

海外で水道水を飲める国は驚くほど少なく、国土交通省によると15カ国だといわれています。

健康に害がない安全な水質を視野に入れて、インフラを整備すると莫大(ばくだい)な費用がかかります。

国土が広い国だとよりいっそうコスト面で水道設備を整えるのは難しくなり、それよりもペットボトルなどの容器で販売した方がずっと安く買えてしまいます。

そういった理由から水道水が安心して飲める国が少ないのだそうです。

世界の地域別!水道が整備されている国はどこ?

水道水を飲む子ども

アジア

加速度的な経済成長にともない人口も増加するアジア。一方で、水質汚染と水不足が心配されています。

そんなアジアでは、水道が整備されているのはなんと日本とアラブ首長国連邦の2カ国のみです。

日本の水道水は徹底した水質管理で安心して水道水が飲めます。

アラブ首長国連邦の水質は世界保健機関(WHO)のガイドラインに沿っており安全だといわれています。しかしながら国民は不安を感じているようで、ミネラルウォーターを買うことも多いとか。ちなみに観光客には販売されているお水の購入を推奨しています。

オセアニア

オセアニアではオーストラリアとニュージーランド。どちらも水道水は一般的に軟水です。ですが一部の地域では硬水だったり、虫歯予防でおなじみのフッ素入りだったりする場合も。

オーストラリアは本土の18%が砂漠なこともあり、慢性的な水不足の問題を抱えていて生活用水の給水制限があったりします。

ヨーロッパ

ミネラルウォーターの先進国ヨーロッパはなんと9カ国。アイスランド・スウェーデン・フィンランド・ドイツ・スイス・オーストリア・スロベニア・クロアチアです。

水資源に恵まれ、水道設備が普及している国々の水道水は、ほとんどがミネラルを多く含んだ硬水です。

健康にいいとされる硬水ですが、日本のお水はミネラルウォーターも含めほとんどが軟水のため、飲み慣れないとおなかがゆるくなってしまうかもしれないので注意しましょう。

アフリカ

アフリカでは南アフリカ・モザンビーク・レソトの3カ国が水道水を飲んでも安心とされています。

南アフリカは一部の地域を除き安全だといわれていますが、日差しが強いため屋外ではミネラルウォーターを持ち歩いたほうがいいかもしれません。

モザンビークは国土交通省によると水道水がそのまま飲めるとされていますが、外務省では市販のペットボトル入りのお水を買うよう勧めています。

海外旅行で気をつけるべきお水に関すること

水を買う女性

歯磨きやシャワーで使用するお水にも気をつけましょう。少量でも雑菌が体内にはいってしまうと、敏感な方はおなかをこわしてしまうかもしれません。歯磨きのお水はミネラルウォーターを使用するのがオススメです。

ペットボトルのお水を買うときには、大きなスーパーなどを選びましょう。レジを済ませた後も開封されていないか確認する、開封後は早めに飲みきるようにするなど注意が必要です。

なかにはとんでもない業者もいて、水道水が入っている場合もあるそうです。ペットボトルのお水を買う際には知っている銘柄のものを買うか、事前に調べておくことをオススメします。氷についても同様に注意しましょう。

海外のお水は水道水も含めて、ほとんどが硬水です。ところが日本人が日常的に飲んでいるのは水道水も含めて軟水なので、飲み慣れていない硬水を飲みすぎておなかを壊してしまうことも。

様子を見ながら、徐々に慣らしていきましょう。

水道水が飲める国あまり問題はないですが、それ以外の国ではレストランで提供されるお水にも気をつけてくださいね。

ちなみにペットボトルの水が高い国はオーストラリア、スウェーデン・オーストリア・フィンランド・日本・スペインだといわれています。

日本人に人気の旅行先はどうなの?

ハワイ

「地球の歩き方(ダイヤモンド社)」による2017年日本人が行きたい国ランキングでは1位ハワイ、2位イタリア、3位フランスという結果が出ています。

これらの国のお水事情はどうなっているのか気になるところですよね。ちなみにこの3カ国は国土交通省が認める、水道水の飲める国には入っていませんでした。

ハワイの人は水道水を普通に飲料水として飲んでいるそうです。

軟水なので日本人にも飲みやすいかと思われますが、やはり慣れない土地では体もデリケートになっていますから、なるべくなら購入したお水を飲むようにしたほうがいいかもしれません。

イタリアも水道水は飲めるようです。しかしながらローマ中心地以外の家庭では、ペットボトルが常備されていることのほうが多いようです。そのことからも、やはり購入したお水を飲んだ方が安心かもしれません。

フランスはおいしい水で世界的にも有名です。国民は水道水を飲んでいますが、硬水なので日本人が飲む場合は慎重になったほうがいいようです。

おわりに

海外旅行という大きなイベントでは、環境の変化、ちょっとした気のゆるみや疲れ、睡眠不足などから体調を崩しやすくなっています。

だからこそ入念な下調べによって不測の事態を未然に防いで、海外旅行を大いにエンジョイしましょう!

世界中の誰もが衛生的で安全な水道水を利用できるようにと、水質改善のために国際的な取り組みも推進されつつあります。

いつの日か世界中のどこに行っても安全に水道水を飲める日が来るといいですね!

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